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「誠時(セイジ)」のムーブメント

SEIJIs.jpg

突然ですが・・・セイジのクラフトクロック=ムーブメントにSPシリーズとSPCシリーズがあるのをご存じですか?
スペックは変わらないのですが値段が違うのです.

SPC-330.jpg













>誠時の公式サイトより(1例)



一目瞭然.*セイコークロック株式会社製であるかないかの違いだけが目に入ります.

些細なことですが以下書きとめておきます.

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壁時計が動かなくなったら基本的にムーブメントを交換するようにしている.
生活環境の中で常に目にするものなのでおのずと気に入ったデザインになる.そんなわけで簡単に買い替えるわけにゆかないのだ.
ムーブメントはいろんな厚さに対応すべくサイズが揃っている.東急ハンズには「(株)誠時」のパーツが置いてありすぐに購入できる.
文字盤は元のままなので良いとして針はイメージの似た新しいものに交換することになる(もとの針がそのまま使える場合もあるが).

さて、本題だが東急ハンズで購入して入れ替えたムーブメントが意外と早く不調をきたすようになった.購入したのは2015年.イントロで書いたように訳もわからず安いほうを買った.2年後の2017年あたりからたまに遅れが出はじめ、やけに電池が早く無くなるなと思いつつ電池の残量をみたら十分残っている.当初は新品のアルカリ電池にたびたび入れ替えていたのだが、これをくり返しているうちに我慢できなくなり再度ムーブメントを買い替えることにした.
純正ではないクラフト用のパーツは所詮100均の時計と大差ないのかも知れない・・・ということで今度はネットで有名メーカーの名前を入れて検索し「セイコークロック社・SPK」のムーブメントを購入.交換したついでに不調だったムーブメントを仔細にながめてみた.

2年前、東急ハンズで購入したムーブメントは「SPC-330」という型番号だったはずだが取り外したムーブメントのボディには
「HD-1688 /SHIENG DANG」 という型番号とメーカー名が刻印されていて「SPC-330」とはどこにも無い.
HD-1688.jpg

まあ、それ自体とやかく言う必要はないのだが気になるのは何故このパーツが早く不調になったかだ.

たまたま購入したのがスケルトンタイプだったので中がうかがえる.
settenna.jpg

赤で囲った部分が最も怪しいとにらんだ部分で、電池のエネルギーを取り込む接点が何となくわかる(少し見にくいが).
金属のバネ力を利用して接点を作っているのだが、何故確実なハンダ付けをしないでこんなことをするのかというと組立作業の問題が大きいと推察する.
少々専門的になるが、ハンダ付けをするということは裏ぶたの端子とつなぐリード線という仲介線が必要になり、これにまつわる作業量が半端ではないはず.
恐らく有名メーカー製もコストアップにつながる設計は避けているだろう.だがこのバネ力による接点は接触抵抗という問題がつきまとい接点部分の仕上げとかでずいぶん製品にバラツキが出てくるのではないだろうか (接点両側の金属(メッキ)が異なっているなどは論外だが).
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私自身は 「だから安物はダメ」とか「日本製でなければいけない(日本製はほとんど無いと思うが)」とかの結論を出すつもりは無い.しかし実績のあるメーカーが多少なりとも設計段階からかかわっているのと、そうでないのでは信頼感が違うんだな.

関係するブログがありました ''還暦ねぇ'さん

単3×3個を単1にする!

ネットで単3乾電池を単1サイズに変換するアダプタを探していたところ表題の商品が目に入りました.
今まで考えたこともなかっただけに目からうろこの感じ.
単3乾電池を3つ束ねたものがすっぽり単1サイズに収まります.
価格も安いし、さっそくネット通販で購入し使ってみました.
tan3-to-tan1_1.jpg

3つを押し込めるという制約の中で良く工夫されており、堅牢性は別として使い勝手も悪くありません.
購入した4個のうち1個は一部成形の不具合があって電池を外そうとすると一緒に構成パーツも外れたことがありました.
パーツを固定するツメが少し甘いだけで雑に扱わなかったら大丈夫でしょう.
tan3-to-tan1_2.jpg


あと、もう1つのアダプタに問題かありました.以下レポート.

他の3つのアダプタに比べてパワーが出ない.
軽く振動を与えてみると少し改善した.
一旦電池を取り出し一からセットして見る.
今度は以前にもましてパワーが出なくなった.
以上をもう一度くり返すと、また結果が異なる.

この時点でほぼ原因は特定できていました.
「また、アレか!」
電気関係の仕事にたずさわる中で幾度となく悩まされてきた
アレとは「接触抵抗」です.
もともと単3を単1に変換するアダプタを使うこと自体に接触抵抗の問題がひっかかっていたのですがこの商品でもやられました.

分解して構造を見てみます.
tan3-to-tan1_3.jpg



ここで乾電池を電池ホルダーにはめるときの接触点数をおさらいしてみると・・・

単1乾電池そのもの
tan3-to-tan1_4.jpg

単3から単1に変革するアダプタでもっとも一般的なタイプ.単1電池と同じように扱えます.
tan3-to-tan1_5.jpg

接触点を一つ減らせるタイプ.はめ込むときに接触状態を充分確認する必要があります(特にマイナス側).
tan3-to-tan1_6.jpg

今回の商品 単3×3個を単1にする!
tan3-to-tan1_7.jpg
この商品、接触点が多いですね.減らせるでしょうか?

プラス極側の金属プレートは単3を2~3つ変列で使う上で必須
マイナス極側のスプリングも接触圧をかける上で必要
平板な金属プレートはスプリングを安定して保持するためあったほうが良い.
※ スプリングを溶接(もしくはハンダ付け)すれば接触点を一つ減らせますがコスト的に無理でしょう.
電池ホルダーと接触するマイナス極プレート.
※ 単1電池と同じように扱うためには必要.上の平板金属プレートを兼用させてもよさそうですが、そうすると単1電池と同じ形状にならず一般ユーザーにとって使用上トラブルの原因となります.
逆に平板プレートを省いてマイナス極プレート直にスプリングを置くことも考えられますがスプリングが真っ直ぐ立たないしやり方ダサいし商品としてどうかなー.
tan3-to-tan1_8.jpg

でも、私の場合は特殊人間なので強引に平板プレートを省いてみよう.
少しマニアックな手法です.平板プレートが無くなったぶんスプリングが引っ込んだためひ弱な接触圧がますます減りましたが結果はまずまずでパワーも取り出せるようになりました.
tan3-to-tan1_9.jpg

以上、接触点の数に比例して接触抵抗が増えるということではなく接触点が多ければ多いほど接触不良の機会が増える(危険性が高まる)という実例でした.

tag : 単3

ダックテープはガムテープか?

introductions.jpg

畑を借りて菜園をはじめた頃から環境整備の必要性から耐候性のあるガムテープが欲しくなりました.
2009年頃のことです.実はそのずっと以前にコーナンで耐候性をうたったテープを買ったことがあったのですが
このテープは私とよほど相性が悪かったのかトンデモナイ代物で一回使って終わってしまいました.
ガムテープのように手でちぎれるのですが、ちぎったその手にベトっと白い粘着剤が付き厄介この上ない.
そのような粘着剤なので貼り付け部分にすべり力が加わると時間とともにズレてくる(どこが強力粘着?).
剥がしたあとも粘着剤が残り除去が大変.
そのテープはアサヒペンから発売されていた「パワーテープ」です.店頭の棚も購入後も保存環境が悪かったとは思えません(店頭以前の物流段階はわかりませんが・・・).
★アサヒペンと「パワーテープ」の名誉のために申し添えておきますが、現在似た名前もしくは同じ名前とパッケージで販売されているテープは、そのようなことはなく良いテープです(今回の実験にも使いました).

5_DUCKs.jpg
以上の理由で、耐候性のあるガムテープを探すにしても「実際に使ってみないとわからない」という思いが強い.
そんな中、たまたまコーナンの店内をうろついているとき鮮やかな黄色で普段はあまり使い道のなさそうな布テープを見つけました.売れ残りだったのでしょうか1巻だけ.何気なく商品説明を見ると耐候性バツグンのテープだという.巻芯の内側には可愛いというか人をバカにしたようなアヒルのマークと一緒に「DUCK(TM)」というロゴが印刷されています.USA製.棚に沢山積んであったら買わなかったでしょうが残りわずか1巻です.買いました.
使ってみたらGOOD!粘着面は頼りないと思うくらいアッサリですが、貼り付け部分の清掃や充分な圧着などの基本を守れば強力・長持ち・耐候性も満足できるものでした.

その後、もう少し落ち着いた色のDUCKテープが入荷していないかひつこくコーナン各店やほかのホームセンターを巡ったもののカラーバリエーションはもとよりDUCKテープすら置いてなく後述するようにネット販売でも扱い店ゼロ.日本では普通に購入することが出来ないことがわかりました.今、現在もです.
続いて実験経過 ↓

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tag : ダックテープ

《らくらくホン7》とデータリンク

携帯電話がほとんどスマートホンに取って代わってしまった今日、いまさらの感じですが一寸レポートを

我が家では夫婦とも携帯です.とくに妻は面倒な操作は困るというのでdocomo《らくらくホン7》を使っています.私は普通のdocomo携帯.孫の写真やら何やらがもっぱら妻の携帯に送られてくる.そこで私のパソコンにインストールしているdocomo「datalink」を利用して妻の携帯にある写真をゴソッと貰おうと思いつきました.赤外線通信という手もあるのですがまどろっこしい.

111s.jpg

妻の携帯は富士通の「F-09B」.さっそく取扱説明書をひもときます.
ちゃんとあります.目次に「パソコン接続」の章が.


112s.jpg

ふむふむ、私の携帯の取扱説明書と同じようなことが書いてある.簡単だ.


113s.jpg

docomo「datalink」の紹介も丁寧.


115s.jpg

「F-09Bパソコン接続マニュアル」というのも用意されているので念のためこちらも参照.


116s.jpg

301s.jpgマニュアルどおりにインストール開始.



302s.jpg

携帯をUSBで接続.ところが・・・どうも認識していないようです.


114s.jpg

datalinkの取扱説明書を読み直す.P20.携帯電話を「通信モード」に設定云々に注目.これです.うっかりしていました.


さっそく妻から預かった端末「F-09B」の設定を確認.?? 通信モードの設定項目が見つかりません.
もう一度「F-09B」の取扱説明書をひもとく.


117s.jpg

「索引」にも「パソコン接続」の章にもは通信モードの文字はありません.
各部の名称と機能に「外部接続端子」.これもお呼びじゃない.


こんなことで時間を浪費するのがバカらしくなり諦めかけたものの、日を改めて挑戦すること数回.ついに発見しました.「F-09B」に通信モード設定があったのです.


118s.jpg

119s.jpg


「データ管理」という章に赤外線通信等とともにmicroSDカードの取扱いについての記述があります.microSDカードは使っていないので完全に無視していましたが・・・


120s.jpg

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123s.jpg

ここまで来てようやく「データ通信」の選択肢にたどり着きました.
「パソコン通信」にこだわって他を探さなかったのがいけなかったようです.


なまじ中途半端な知識をもっていると先入観念やら固定概念が災いとなって泥沼にはまる.よくあることなんです.
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f のトマト

Author:f のトマト
山を切り開いた住宅地にある自宅からさらに峠をこえたところに家庭菜園の小さな畑を借りている.のんびりとマイペースなのでいつまでたっても初心者のよう

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